園家の民話、龍宮のお椀では、
ある夜のこと、大津波が押し寄せてこの町を一呑みにし、あとに砂丘ができた。
この悲しい出来事も遠い昔の物語となって、砂丘が美しい松林でおおわれた頃、ここに善称寺というお寺が建てられたとありますが、、、、、、
ところが現在辺りを見渡してもお寺はありません。
現在園家山といわれている場所の200m程南側に善稱寺旧跡という標柱を見つけました。
善稱寺自体は、浄土真宗本願寺派第八世蓮如上人の尽力により、永亨元年(1429)現在の滑川市高月に建立されたようです。
私には調べようがないですが第十一世住職の時代に下飯野に移転されたようです。
これも詳細はわからないのですが宝歴七年(1751)黒部川洪水により翌八年に現在地の東狐に移転されたとの事です。
ちなみに旧跡の標柱の設置は昭和五十八年(1983)6月です。