園家山

園家山

園家山は(そのけやま)と読みます。


園家山は、あいの風とやま鉄道西入善駅より北北西約1キロメートルの位置にあります。
黒部川の砂礫が日本海の波で流され、堆積してできた砂丘です。
植生は松林が優勢ですが、近年は松枯れ病の蔓延が危惧されています。

その他にはハマボウフウ等の海浜植物や、富山県では珍しいオモトやシュロのような南方系の植物が生えています。
また、タラの芽等も生えています。


山麓には黒部川の伏流水による湧水があり、キャンプ場の水に利用されています。

標高17.36メートルの地点には一等三角点があります。
これは富山県に7つある一等三角点の一つです。
一等三角点のある山頂は松林に覆われるが、その隙間から北アルプスの山々などが見られます。


沖合に海底林も発見され、かっては千軒の街並みがあったと言い伝えられる等不思議に満ちた園家山ですが、昭和30(1955)年代には黒部川上流に黒部ダムが出来た事により、砂礫が流れて来なくなり海岸の造成がほとんど期待出来なくなり、テトラポットにより保全されています。

黒部川より年に何度かヘドロが放流されます。