近くに海洋深層水取水施設があります。
沖合約３０００m、水深３８４メートルの地点から取水しています。
ところが先日の能登半島地震以来、水温が普段の２℃から１４℃に上昇したという事で
取水を停止していました。
同施設には２００１年に設置した管と、２０２２年に設置した管と２本あるのですが、無人
探査機などによる調査の結果新しい管は３回転以上ねじれて閉塞（へいそく）した上、
２２０メートル以深が土砂で埋まっていて使用不能という事です。
一方既設管は水深１００メートル以深が土砂で埋まり、破断が確認されました。
１００メートル程浅くはなるものの取水が可能のようです。
ただし普段より１０℃ほど水温が高いものの水質には問題がないとして事業者
への供給は続けていますが、一般向けの供給は当面休止するとの事です。
サクラマス等の陸上養殖も控えていて早急の復旧が望まれます。
